衆議院予算委員会では14日、新年度予算案をめぐり与野党の論戦が行われ、福岡厚生労働大臣は新型コロナウイルスなどに対応するための基金について、2020年度から2023年度でおよそ22億円の運用損が生じたと述べました。

立憲民主党 階猛 衆院議員
「コロナワクチン生産体制等緊急整備基金、これについては運用益どうなっていますか」

福岡資麿 厚労大臣
「令和2年度から令和5年度までにおきまして、合わせて約22億円の運用損が発生してございます」

「ワクチン生産体制等緊急整備基金」は、ワクチンの生産体制を整備し、新型コロナウイルスなど感染症の予期せぬ発生・流行時に必要なワクチンを、より迅速に製造できる体制を確保するためのものです。

この基金について福岡厚労大臣は14日の衆議院予算委員会で、2020年度から2023年度の間で合わせておよそ22億円の運用損が生じたと話しました。

立憲民主党の階衆院議員は、政府の基金には無駄が多いとして見直しを求めましたが、加藤財務大臣は「必要なお金を積み上げている」としています。