岡山市内のバス路線を将来に渡って維持していくため市と事業者が路線再編について話し合う会議が開かれ、「利用者の少ない路線」=「支線」に走らせる小型車両の愛称が「FLAt(フラット)」に決まりました。また、JR妹尾駅と北長瀬駅を結ぶ支線について、運賃を200円均一にすることも決まりました。車両のデザイン案も公表されています。

岡山市と9つの事業者では、今年4月から2027年にかけて市内のバス路線を順次再編していく予定です。このうち、特に利用者の少ない路線=「支線」では、市が事業者に小型車両を提供し効率的な運行をすることで路線の維持を目指すことにしています。
今回の会議で決まった小型車両の愛称は、「FLAt(フラット)」。誰でも気軽に“ふらっと”乗車できるように、との思いが込められています。また、「晴れの国・岡山」の日差しをイメージした9つのデザイン案もあわせて公表されました。デザインはWEB投票の結果を元に決定するということです。小型車両はJR妹尾駅と北長瀬駅を結ぶ支線=妹尾・北長瀬線で今年4月から運行されます。

(大森雅夫岡山市長)
「現実的に動き出したなという感じがする。自家用車で通っている人もバスに転換できるものは転換していただき、みんなで公共交通を守っていくことが必要だろうと」
また、会議では妹尾・北長瀬線について、1日に片道20便を走らせることや、運賃を200円均一にすることが決まりました。