増える”心理的虐待”

県内の児童相談所での児童虐待の対応件数は、2022年度が1万2332件で、このうち警察が児童相談所に通告したのは7020件でした。

警察が通告した7020件のうち約8割が子供に対する暴言や拒絶的な対応、子供の目の前で家族に暴力をふるう面前DVなどの心理的虐待だったということです。

福岡市こども総合相談センター 濱畑善行 課長
「最近増えているのは警察からのいわゆる面前DVと言われているものなんですけど、家庭内でトラブルがあるような時にそこにいるお子さんが心理的ダメージを受けるということで、家庭内トラブルの通報があった時に警察が通告を児童相談所の方にしていただいているというのが大きな要因ですね」


警察に「司法面接室」が設置されるのは九州では初めてで、増加の一途をたどる児童虐待でさらなる迅速な対応が期待されます。