2025年の労使間の賃金交渉、春闘が事実上のスタートです。

連合石川と石川県経営者協会の幹部らが13日懇談し、賃上げの必要性は双方で理解しつつも財源となる価格への転嫁が難しいとして、今の商習慣を改める必要性が指摘されました。

連合石川と県経営者協会は春闘の交渉が始まるこの時期に毎年、懇談会を開き基本方針を確認しています。

会の冒頭、連合石川の福田佳央 会長から県経営者協会の高松喜与志 会長にベースアップと定期昇給を合わせて5%以上の賃上げと、中小企業には大手企業との格差是正のため6%以上を要求する今年の春闘の要望書が手渡されました。

2024年の春闘では33年ぶりの大幅な賃上げが実現し、連合石川でも4.5%の引き上げ率となりました。