耳が聞こえづらい人が取り組む「音のないサッカー」=「デフサッカー」の日本代表選手を講師に山口県宇部市の小学校で特別授業がありました。

講師を務めたのは、デフサッカー日本代表の松元卓巳選手です。

デフサッカーとは耳が聞こえづらい人が補聴器を外してプレーする「音のないサッカー」です。

松元さんは19年間日本代表に選ばれていて、主将を務めたおととしの世界選手権で銀メダル、去年のアジア大会では優勝しています。

宇部市の西岐波小学校の4年生に、コミュニケーションの取り方や夢を持つ大切さを伝えました。

デフサッカー 日本代表 松元卓巳選手
「『OKOK分かった分かった』と分かったふりをしちゃう人が多いです。でもそういうときに顔を見てあげると、本当に分かってる?という顔をしているから、表情を見て話して欲しいなと思います」

講義のあとは手話を使ったゲームや声を出さないサッカーで交流しました。

松元選手
「聞こえにくい人たちはこういうことに困っていて、こういうことをしてくれたら助かるということを、『話を聞いたことあるな』くらいでもいいので、感じてくれたらうれしい」

今年11月には4年に1度のデフスポーツの国際競技大会「デフリンピック」が東京で開催されます。