桃の節句を前に宮城県丸森町にある、かつての豪商の屋敷「齋理屋敷」に代々伝わるひな人形が展示されています。

宮城県丸森町の「齋理屋敷」は、江戸時代から昭和初期にかけて栄えた豪商・齋藤家の屋敷で、代々伝わるひな人形など多くの収蔵品が残されています。

大広間には、江戸時代に作られたとされる豪華な着物が特徴の「享保びな」の段飾りが展示されています。また、当時の子どもたちが遊んでいたとされる「市松人形」や金の蒔絵が施された「ひな道具」も並び訪れた人たちは豪商の繁栄の歴史に思いを馳せていました。

訪れた人:
「豪華で感動します。古いものをずっと保存してみんなに見せるということはいい」

齋理屋敷 伊藤淳館長:
「おひなさまの変遷の歴史と、豪商のひな祭りはどんなものだったのかを、ぜひ体感してもらいたい」

会場には、町内の愛好家が作った「つるしびな」も展示され、春の雰囲気に包まれています。この「齋理の雛まつり」は、休館日の月曜を除き、3月30日まで開かれています。