【馬場長金物 馬場眞樹社長】「我々は情報発信が下手ですから、そこをどうやって補うかというのが一番の喫緊の課題。今の時代は『情報を先に出してその情報を見てもらって商品を売る』というやり方にしないと、我々中小零細企業は生きていけないんじゃないかなと」


馬場社長は、以前から親交のあったユーチューバー・ゆうさんに共同出展を持ちかけました。また、それぞれ同業で同じ悩みを抱えていた、中條金物の中條克俊社長(55歳)と、ワクイの涌井敏社長(47歳)の友人2人も勧誘。キャンプ用品などのアウトドア商品も多数展示される『トレードショウ』への出展に動き出したのです。


期待するのはユーチューバー・ゆうさんの『発信力』。
打ち合わせではアイデアが次々と出てきます。


【ユーチューバー チキューギ. ゆうさん】「夏と冬のべースキャンプの作り方を2つ打ち出して、夏はこんな感じに、冬はこんな感じに、というを見せるのはすごく面白いかなって」


【中條金物 中條克俊社長】「冬のキャンプ人口が増えると、冬用の装備やキャンプ道具が売れる可能性も出てきますよね」


出展ブースには、テントなどのキャンプ用品を飾り付けてその中に各社の商品を展示。当日はゆうさんがブース内を取材し、後日ユーチューブで情報発信することが決まりました。


【ワクイ 涌井敏社長】「いいものを発信して、楽しいことも発信出来たら」


【中條金物 中條克俊社長】「ワクワクしかないですね。すごく楽しみにしています」


【ユーチューバー チキューギ. ゆうさん】「僕がこの3人の中に入って、ガッと盛り上がる何かを掴めれば一番いいかなと」


【馬場長金物 馬場眞樹社長】「情報発信で攻めるという形でお客様を満足できればなと思っています」


そして迎えたイベント当日の会場には、ブースを最終チェックする4人の姿がありました。


【ユーチューバー チキューギ. ゆうさん】
「こっちにあった方が、馬場さんの商品や雰囲気が引き立つかなと考えました」


テントやチェアなどの装飾品は、ゆうさんが実際に使っているキャンプ用品。
ゆうさん監修の下で準備万端!


いよいよ始まった『燕三条トレードショウ2022』では、ほかのブースと比べてキャンプ仕様のブースが一際目立ちます。


【中條金物 中條克俊社長】「実際に使っている道具をセッティングしてその近くに商品を並べさせてもらうと、商品を並べているだけのいつもの展示会より商品が引き立つというか…」


ブースの雰囲気に引かれてか、来場者が次々と訪れます。
頃合いを見てゆうさんがユーチューブ動画を撮影する小型カメラを取り出しました。


ここからが、ユーチューバーとのコラボ出展の真骨頂です。