東海地方では、警報級の大雪の可能性は低くなりましたが、三重県と岐阜県では9日朝まで注意報級の大雪となる所があるでしょう。大雪や路面の凍結による交通障害に注意してください。
気象庁によりますと、日本付近は強い冬型の気圧配置となっており、東日本の上空約5000メートルには、氷点下30度以下の強い寒気が流れ込んでいます。9日は強い冬型の気圧配置が続く見込みです。三重県と岐阜県では9日朝まで注意報級の大雪となる所があるでしょう。
[雪の実況]
9日04時現在の積雪の深さ
(アメダスによる速報値)
岐阜県
白川村 266センチ
飛騨市河合 212センチ
郡上市長滝 185センチ
飛騨市神岡 126センチ
本巣市樽見 101センチ
9日04時現在の積雪の深さ(速報値)
三重県
いなべ市北勢 38センチ
菰野町潤田 36センチ
四日市市曽井町 20センチ
[雪の予想]
9日6時から10日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
岐阜県 山地 40センチ
岐阜県 平地 25センチ
三重県 10センチ
[防災事項]
大雪や路面の凍結による交通障害、電線や樹木への着雪、なだれに注意してください。ビニールハウスなどの農業施設の被害に注意してください。
雪下ろしには注意を
安全に雪下ろしをするための注意点は、次の3つのことが挙げられます。
(1)雪下ろしをする前には、雪が緩んでいないかどうか、必ず確認しましょう。新雪や、晴れた暖かい日の午後は、特に屋根の雪が緩んでしまいます。また、雪と一緒に、つららが落ちてくることもあります。
(2)はしごを使って屋根に上る場合は、はしごが動かないよう、ロープなどで、しっかり固定しましょう。はしごから屋根へ移動する時は、転落しないよう、一段と注意が必要です。
(3)雪下ろしをする際は、建物の周りに雪を残しましょう。万が一、屋根から落下した場合でも、雪がクッション代わりになってくれます。面倒でも、必ず命綱とヘルメットを装着し、滑りにくい靴を着用しましょう。携帯電話も忘れずに持って、作業してください。
次に雪と雨と風の動きを3時間ごとのシミュレーション画面で見ていきます。