高知県須崎市の観光大使にアメリカから来たすし職人が選ばれ、委嘱状が交付されました。今後、須崎の魅力を世界に発信していきます。
須崎市は2024年4月、市の魅力を国内外に発信してもらおうと「観光大使」の制度を設けました。今回、初代観光大使に選ばれたのは、アメリカ出身のすし職人デイビッド・ブハダナさん(39)です。

デイビッドさんはアメリカで寿司店27店舗を経営するオーナーで、マグロの解体ショーを行うエンターテイナーや、すし職人として活動しています。

2024年11月から市の観光振興に取り組む高知信用金庫の紹介で地域再生に取り組む「海のまちプロジェクト」に参加したほか、須崎市に住居を構え、寿司を提供してきました。

デイビッドさんは着物姿で須崎市役所を訪れ、楠瀬耕作市長から委嘱状が交付されたあと、高知信用金庫から花束が贈られました。また、観光大使としての名刺も披露されました。デイビッドさんは全国の寿司職人とも交流があり、須崎で獲れた魚を国内外にPRしていきます。

(高知県須崎市の初代観光大使 デイビッド・ブハダナさん)
「6か月前に初めて須崎に来て、その時から須崎のことがとても好きになりました。このような光栄な役をいただいて、これからの活躍がとても楽しみ」

魚が大好きだというデイビッドさん。須崎の好きな魚を聞いてみると。

(須崎市の初代観光大使 デイビッド・ブハダナさん)
「全部須崎の魚がおいしいですね。カツオが一番おいしいです。丸焼きはすごく大好きです。2番はブリとハマチです」
(通訳)
「魚の話になると長くなります…(笑)」

デイビッドさんは今後、自身が経営するアメリカの店でも須崎の魚を提供していく予定です。