この冬一番の寒気の影響で、交通障害などの影響は今も続いています。また、愛媛県内は7日明け方から再び大雪となる見込みで、気象台は、交通障害などに注意を呼び掛けています。

6日朝、うっすらと雪化粧していた松山市の道後公園です。この冬一番の強い寒気の影響で、6日朝の松山の最低気温は0.3℃まで下がりました。

こうした中、松山市内の飲食店「PANNA」では…。

鈴木泰次オーナー
「きのうの朝、お店明けに来た時に水自体が全然出なくて…」

水道管が凍結したと見られ水が使用できず、5日から臨時休業を余儀なくされています。6日朝に復旧したものの、屋外に出ている一部の水道管を今後、凍結しにくいものに取り換える予定です。

鈴木泰次オーナー
「お金というよりは、開けられていないことがお客様に対して申し訳ない」

また、宇和島市内では雪の中、傘を差して登校する児童の姿が見られました。

児童
「寒いし雪が多い」
「雪合戦して遊ぶ」

交通への影響も続いています。西予市宇和町では、車の通行が困難なほどの積雪が…。

県警によりますと、県内で6日午前8時半までの24時間に、雪や路面凍結による事故が30件発生しているということです。

また、松山自動車道では西予宇和と宇和島坂下津間の上下線で通行止めが続いていて、ヤマト運輸と佐川急便が南予の一部地域で荷物の受け入れを停止するなど、物流にも支障が出ています。

宇和島 道の駅の職員
「きのうから商品も届いていない。バレンタイン用の商品をきのう、きょうで入荷する予定だった」

一方、八幡浜市の八幡浜みなっと。地元で獲れた野菜や海産物などを販売するこちらの道の駅でも、商品の入荷が滞り5日は臨時休業。6日も一部の施設で閉店時間を早めました。

八幡浜みなっと みなと交流館 木村謙児館長
「こういう臨時で休みにするのは初めて。これだけ雪が降るのも初めてだったので早く通常の生活に戻れるよう希望する」

また、JRは予讃線の松山-宇和島間の特急、伊予大洲-宇和島間の普通が運休していて、7日の再開を目指す一方、予土線の宇和島と高知の窪川間は7日も終日運休を決めています。

気象台によりますと、県内は7日明け方から再び大雪となる見込みで、気象台は積雪や路面の凍結による交通障害などに十分、注意するよう呼びかけています。