今季最強といわれる寒気の影響は、ピークを迎えています。今後注意が必要なのが、巻き込まれると命の危険もある落雪。その恐ろしさとは。

「ドカ雪」の北陸 各地で立ち往生

大雪警報が出されている新潟県魚沼市。

報告
「凍えるような寒さです。現在もさらっとした雪が降り続いています」

道路脇にはバスよりも高く雪が積もっていました。5日午後9時現在で289センチの積雪となっています。

風にあおられて雪が吹き荒れていたのは、石川県輪島市にある能登空港。5日午後の発着便は欠航となりました。

大雪を通り越してドカ雪となっている北陸地方。

喜入友浩キャスター
「5日午後2時の富山駅前です。足元、深々と雪が降り積もっています。上空も大雪となっていて、駐車場の車を見るとこんもりと雪が積もっていて、フロント部分も完全に覆われています」

車も自転車も降り続く雪に、すべてが覆われていきます。

喜入友浩キャスター
「バスも乗っている乗客よりも雪の方が多いですね。どっしりと雪が積もっています」

富山市では52センチの積雪(5日午後8時時点)となり、今シーズン最も多くなりました。平年の3倍です。

喜入友浩キャスター
「立っているのも困難なくらいな強い風が吹いている。道路も視界がかなり悪くなっている」

度々発生する吹雪で、車の運転も危険が伴います。備えをしていても、避けられないのが、大型トレーラーのタイヤがスタック。後続の車およそ30台が一時、立ち往生しました。

5日夕方、news23の取材班もスタックしている車に遭遇しました。取材班も加わって4人がかりで車を押し、抜け出しました。ところが、一筋縄ではいかないようで…。

福井県大野市でも、今シーズン最も多い110センチの積雪(5日午後7時時点)となりました。

記者
「JR越前大野駅のホームです。こちら線路のはずなんですが、雪で埋まってしまっています」

積雪が1メートルを超えるのは3年ぶりで、JR越美北線は終日運休となりました。

まだ数日は続く見込みの寒波。石川県輪島市の仮設住宅では…

仮設住宅の住人(86)
「30分もやればしんどいな。こんなもんやる必要ねぇけど、やらんことにはどうにもならん。若いもんこっちにおらんし」