2009年に鳥取県鳥取市で発生し、未解決のままのタクシー強盗殺人事件が、有力な情報に最大300万円が出される「捜査特別報奨金制度」に再指定され、警察は、5日、改めて情報提供を呼びかけました。
雪が積もる鳥取駅前には、鳥取警察署の警察官らが出て、ティッシュを配って事件に関する情報提供を呼び掛けました。
2009年7月17日の夜、鳥取駅でタクシーに乗った犯人は、間もなく市内立川町の住宅街で当時60歳の運転手の男性に拳銃を発射。
運転手の男性はタクシーを降りて助けを求めましたが、その後死亡しました。
犯人はタクシーを奪い、2キロほど離れた市内今在家に乗り捨て逃走しました。
15年半の間に警察は延べ9万人の捜査員を投入し犯人の行方を追っていますが、未解決のままです。
捜査特別報奨金制度は、犯人に結び付く有力な情報に最大300万円が出される制度で、3度目となる指定を5日受けました。
鳥取警察署 笠田孝二署長
「どんな些細なことでも構いません、そういえば、とか、何かお気付きの点がございましたら、警察に情報をお寄せいただきますよう、よろしくお願いいたします。」
報奨金制度に指定された一昨年以降、寄せられる情報は増えているということで、警察は広く情報を集め粘り強く犯人検挙に結び付けたいとしています。