運動習慣を身につける大切さを発信しようと4日、鳥取県江府町と北栄町の町長が体力テストに挑戦しました。
御年65歳と61歳、2人の町長自ら挑戦することで、伝えたかったこととは?
体力テストに先立って行われた健康診断では。
北栄町 手嶋俊樹町長
「実は年末にも1回このInBodyやっとるんだけど、そっから3キロ太っとる、1か月ぐらいしか経ってないよね」
思わぬ体重増加に苦笑いです。
鳥取県北栄町で体力テストに臨んだのは北栄町の手嶋俊樹町長、61歳と江府町の白石裕治町長、65歳です。
「これ体前に行っていいの?前に行っていいです。こうやって…いかんけど」
町長自ら体力テストに臨んだワケ。それは「フレイル予防」です。
「フレイル」とは健康な状態と要介護状態の中間の段階で、この「フレイル」を予防するため運動習慣を取り入れてもらおうと、協力し合う2つの町の町長自らが実践したのです。
町の高齢化率は北栄町が35.6パーセント、江府町が49.1パーセントと、いずれも全国平均の28.6パーセントを上回っていて、働く世代に向けた運動習慣のPRが2つの町にとって大きな課題です。
江府町 白石祐治 町長
「私みたいな運動していないものでも続ければ成果が出るんじゃないかなという気がしていますので、ぜひ町民の方もですね、なにか自分の健康は自分で守るという考え方でちょっとずつでもやっていただければなと思います。」
北栄町 手嶋俊樹 町長
「ふだんからもう少し運動しとけばいいのかなって言うのがよくわかりました。体力測定して余計そう感じましたので、しっかり目標にそって頑張っていきたいと思います。」
今後、両町長は週2~3回の体操を続けて6か月後に再び体力テストを行い、身をもって運動習慣を身につける大切さを町民に発信します。