去年、山口県下松市の会社事務所兼住宅で470万円あまりが奪われた強盗傷害事件で、山口地裁は4日、運転手役の男に保護観察付きの有罪判決を言い渡しました。



判決を受けたのは、広島県竹原市のとび職の男です。

判決によりますと、男は去年3月、少年を含む共犯者と共謀して下松市の会社事務所兼住宅に押し入り、60代男性の頭をバールで殴って重傷を負わせ、現金470万円あまりなどを奪いました。

男は現場まで実行役を車で送り届け、奪った金品を運搬しました。



判決で、安達拓裁判長は、SNSを通じて実行役を募る組織的な犯行とし、男の担った運転手役は、犯行の中で重要な役割と指摘。

一方で反省の態度を示していることから、懲役3年、執行猶予5年、期間中、保護観察処分とする判決を言い渡しました。

求刑は懲役6年でした。