人口減少が深刻な社会問題となる中、鳥取県は、4日、若者のUターンや定住を促進するための戦略会議を開き、来年度の活動などを話し合いました。

鳥取県 平井伸治 知事
「石破総理のお膝元らしく、我々が前へ前へと踏み込んで地方創生2.0を確かなものにしていくリーディングケースを成し遂げていきたい」

「とっとり若者Uターン・定住戦略本部」は、産学官と若者が連携して人口の社会減の主な要因となっている若者の県外流出を食い止めようと、去年4月に設置されました。

会議では、今年度実施した県内学生向けの交流イベントや、県出身者とつながり続ける仕組み「とっとりへウェルカニネットワーク」の構築などの取り組みが報告されました。

そして、来年度は若者と企業・大学などとの「交流FES」の開催、女性が働きやすい職場環境づくりの促進など、「若者・女性にも選ばれる地域づくり」を目指していくことを確認しました。

鳥取県 とっとり暮らし推進局 松本典久 局長
「減少のメインターゲットとなっている若い方の意見を聞くこの戦略会議の場は非常に重要と思っている。しっかりとメンバーでも意見を共有しながら取り組みを戦略的に行っていきたい」

会議では意見交換も行われ、「若い人たちにうまく情報が届いていない」
との意見が多数出され、県では、情報発信ツールの強化なども行っていきたいとしています。