アメリカのトランプ大統領が決定した、カナダなど3か国に対する関税が世界を揺るがしています。その強気な姿勢に日本企業の間でも不安が広がっています。
トランプ大統領
「合成麻薬のフェンタニルで去年20万人以上が死んだ。中国からメキシコとカナダを通して入り込んできている。もし止めないのならば関税はさらに高くなるだろう」
アメリカのトランプ大統領は合成麻薬や不法移民の流入の責任があるとして、4日からカナダ・メキシコに25%の関税を、中国には10%の追加関税を課すことを決定しました。3か国からは報復関税などの対抗措置が発表されましたが、強気の姿勢を崩していません。
トランプ大統領
「彼らがゲームをしたいなら私は構わない。受けて立とう」
日本企業はどう受け止めているのか。アメリカ中西部・オハイオ州の自動車メーカー、ホンダの工場を訪ねました。
記者
「ホンダが今年の末以降、生産を開始する最新鋭の電気自動車です」
ホンダは最先端の技術を取り入れたEV=電気自動車の生産ラインの設置を進めていて、完成すれば、EVやハイブリッド車、ガソリン車を同じラインで生産できるようになります。EVに否定的なトランプ政権のもとでも柔軟に生産を調整できるのが強みですが、カナダやメキシコから来る部品もあり、トランプ関税の影響は避けられないといいます。
また、カナダでは去年4月…
ホンダ 三部敏宏 社長
「きょうはホンダにとって、カナダ、北米、世界中で重要な日です」
日本円でおよそ1.5兆円を投じて、EVとバッテリーの工場を新設することを発表。ホンダは、カナダで製造する自動車の7割以上をアメリカに輸出してきましたが、“トランプ関税”でコストがかかるようになれば、企業戦略にも大きな修正が迫られます。
ホンダ関係者
「関税が維持される場合は、生産計画の調整などが必要になる。トランプ大統領の方針を見極めて臨機応変に対応するしかない」
トランプ大統領
「あす(現地3日)午前中にトルドー首相と話をします。メキシコとも話します」
関税発動を目前にして、対話は行う姿勢を示したトランプ大統領。ただ、「劇的な変化は起きないだろう」とも付け加えています。
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