蝶々夫人などで知られる世界的なオペラ歌手 三浦環が愛用したピアノが修復され、山梨県山中湖村で関係者に公開されました。

明治から昭和にかけて世界的に活躍した三浦環は、戦時中、山中湖に疎開し、村内に墓もあります。



疎開先の民家に残されていた環のピアノが1年かけて修復され、10月4日、関係者に公開されました。



ピアノは1935年に製造され、疎開中に使用していたもので当時の様子を伝えるため、盤の色が変わっている部分もそのまま残されています。

当時の様子を伝えるため,盤の色が変わっている部分もそのまま残されている。



ピアノを修復した大庭誠司さん:
響きがとても良かったので、まずはそれを引き出す。(環の)魂が入っているので邪魔しない。そこが一番大変でした。

このピアノは10月5日から始まる三浦環展に合わせて一般にも公開されます。