ミャンマーの軍事クーデターからきょうで4年。内戦が続くなか、軍事政権は未成年の子どもたちまで徴兵していて、深刻な人権侵害が懸念されています。
2021年の軍事クーデター後、今も全土で、少数民族や民主派の武装勢力が激しい武装抵抗を続けているミャンマー。
JNNは先月、北東部シャン州での戦闘中に撮影されたある映像を入手しました。民主派側の捕虜になったのは、14歳の少年。
「(Q.武器を扱うことができるか)はい、使えます」
少年は、軍事政権の傘下組織の一員として、武器を持って戦っていたといいます。
長らく軍事政権による支配が続いたミャンマーでは多くの子どもたちが少年兵となり、国際人権団体は2002年、ミャンマーを「世界で最も少年兵が多い国」と指摘しました。
2011年の民政移管後は、少年兵らは段階的に解放されてきたものの、4年前の軍事クーデターで、状況は再び深刻化しています。
私たちは、16歳でミャンマー軍に入隊し、クーデターの翌年に脱走した元少年兵の男性に話を聞きました。
ミャンマー軍の元少年兵 ハイン・ソー・ウーさん(22)
「クーデター後は、入隊希望者が減り、軍は未成年でも関係なく徴兵していました」
男性は高校生のころ、駅で無賃乗車を理由に当局から拘束され、「逮捕されるか軍に入るかを選べ」と脅されました。軍の訓練施設には、14歳の少年兵など、多くの子どもたちがいたと証言します
ミャンマー軍の元少年兵 ハイン・ソー・ウーさん
「軍に徴兵されたせいで、私は教育を受けられず、自由をすべて失いました」
クーデター以降、内戦の長期化と抵抗勢力の攻勢により、ミャンマー軍は3万人以上の兵士を失ったとされています。
兵力を補うため、去年から徴兵制を導入し、18歳以上の男女を対象としましたが、国を出る若者が後を絶たず、本来、対象ではないはずの子どもたちが次々に徴兵されているとみられます。
ミャンマー軍の元兵士
「子供の生年月日を偽り、身分証明書などを偽造して登録している。たばこの吸い方を教えたり、酒を飲ませたりして、より大人らしく見えるようにもしている」
ミャンマー情勢に関する世界の関心が薄れるなか、軍事政権下で繰り返されている“子どもたちの人権侵害”も国際社会が目を向けなければならない深刻な問題です。
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