去年(2024年)12月の熊本県内の有効求人倍率は1.19倍と2か月連続で下がったことが明らかになりました。
仕事を求めている人1人に対して何人の求人があるかを示す有効求人倍率について2024年12月の熊本県内は前の月を0.05ポイント下回る1.19倍でした。

【有効求人倍率】※去年12月
▽九州全体1.18倍 ▽全国1.25倍
九州全体の倍率を上回っているものの、全国平均と比べると下回っています。
熊本県内の新規求人数も前の年の同じ月と比べて約1100人減っています。
熊本労働局によりますと、半導体関連を筆頭に製造業全体では人材を求める件数が増加しているものの、医療・福祉の分野では減少幅が大きく県内全体では減少したということです。
【熊本県内の求人数】
▽製造業
2024年12月 1298人
2023年12月 1135人
▽医療・福祉
2024年12月 3646人
2023年12月 4398人
熊本労働局は熊本県内の雇用情勢は堅調に推移しているとしながらも、物価上昇が続いているため雇用に与える影響を引き続き注視していきたいとしています。