バランスの良い健康な食事を味わってもらおうと「ふくしま健康応援メニュー」が、30日、福島県いわき市の小学校の給食で提供され、子どもたちが、おいしく味わいながら食育について考えました。
「野菜の甘味たっぷり味噌汁」。たっぷりの野菜や、いわき市産のネギが使用されている「ふくしま健康応援メニュー」のひとつです。
いわき市の藤原小学校で30日に出された給食は、このみそ汁や「ほっけ昆布しょうゆ焼き」など、様々な食材を使った献立で、塩分は控え目の1.6グラムです。
常磐学校給食共同調理場・栄養教諭 新妻祐美さん「しっかりとじっくりと取っただしはこんなふうに色が出ます。これがうま味のもとになるんですね」

「ふくしま健康応援メニュー」は、食育のノウハウや企業の特色を生かして作ったオリジナルメニューで、「野菜たっぷり」「おいしく減塩」「地産地消の推進」などがポイント。
30日は、栄養教諭が児童たちに、塩分の取りすぎに気を付けることなどを話したあと、さっそく給食がスタート。子どもたちは、食の健康を考えながら、おいしそうに給食を食べていました。
小学4年生「だしとかも減塩していたけどおいしくてびっくりしました」
小学4年生「ネギがいっぱい入っていたり、ニンジンが食べやすかった。甘くておいしかったです」
小学4年生「しっかりかつおぶしのうま味とかも凝縮されていておいしかったです」
常磐学校給食共同調理場・栄養教諭 新妻祐美さん「子どものうちから減塩を心がけることで、将来的にも薄味でもおいしく感じる舌を養うことによって、これからもだしのうま味とか野菜のうま味とか、色々な食材のうまさを引き出して減塩メニューをとり続けていきたいと思う」
ふくしま健康応援メニューを取り入れた給食は、1月20日から30日までに、いわき市の公立の小中学校すべてで提供されたということです。















