防府市シルバー人材センターで通帳残高が4500万円あまり不足していた問題です。公益法人の認定などを検討する審議会で、県が去年11月にセンターに臨時の立ち入り検査をした結果が報告されました。
非公開で行われた県公益認定等審議会では、防府市シルバー人材センターで、決算額に対する通帳残高が、2022年度までの3年間に、合計約4530万円不足していることが見つかった問題が取り上げられました。
経理は前の事務局長と出納担当者が2人で担当していました。センターは前の事務局長に4700万円あまりの損害賠償を求める訴えを起こしています。
県の学事文書課は去年11月、職員の聞き取りや会計書類の確認といった臨時の立ち入り検査をしていて、審議会でその結果の概要を報告しました。
また、1億5000万円あまりの使途不明金が発覚している周南市文化振興財団を巡り、4回目となる報告を求めることを決めました。