掛け軸などの表具を仕立てる時に使う糊を作る「寒糊炊き」が富山県砺波市の表具店で行われました。

「寒糊炊き」は富山県砺波市などの表具師でつくる実行委員会が寒糊作りの伝統技術を後世に残そうと毎年この時期に行っているもので、29日は表具師8人が参加しました。
寒糊作りは小麦粉でんぷんに冷水を加えた釜を火にかけ、木の棒でかき混ぜて行います。

参加者は粘りが出て半透明になるまで、約1時間かけてじっくりと炊き上げました。
練り上げた寒糊には水を張り一年に一度カビを取り除いて水を入れ替えます。
この作業を10年ほど繰り返すとカビの生えにくい「古糊」になるということです。
手間を惜しまず昔ながらの手法で作られた古糊は仕上がりがやわらなくなり、掛け軸を修復する際に傷まないなどの利点があるとされています。
となみ野寒糊炊き実行委員会 大島繁夫さん
「良い感じで炊きあがったと思う。いまどきの大量生産的なやり方に流されないで元気な間は続けていきたい」














