急激な円安などで今年に入り、あらゆる商品が値上がりする中、今月は6500品目を超える食品が値上がりし、家計への影響は避けられない見通しとなっています。小売店の現状を取材しました。
帝国データバンクによりますと今月、値上げされる食品はおよそ6700品目とされています。中でも多いのは酒類・飲料や加工食品、調味料の値上げで、長崎市内のこの店では全体の半数近くの商品が影響を受けているといいます。
(東美浜町店・藤本勝彦店長)
「10月でほぼ4割強の商品の値上げがあったという状況。やはりお客様の消費支出が非常に厳しくなって、財布のひもが固くなってくるのが非常に懸念されるところ」
消費者の負担を減らそうと、この店では価格を抑えたプライベートブランド商品を充実させ、まとめて買うとお得になる商品を増やすなど、企業努力を続けていますが、先行きは見通せない状況です。
(東美浜町店・藤本勝彦店長)
「まだまだ噂では少し値上がりがありそうな商品も出るだろうと伺っていますので、その辺もよく見据えながらやっていきたい」
食品以外に電気代がガス代も高止まりが続いており、私たち消費者が家計のやりくりに頭を悩ませる日々はもうしばらく続きそうです。
改めて今月値上げする食品をまとめました。
まず酒類と飲料ですが、ビール大手4社がビール類やチューハイなどを一斉に値上げしたほか、緑茶などペットボトル飲料も値上げされています。
次に加工食品ですが缶詰やハム・ソーセージのほか、チーズなど一部の乳製品が値上がりしています。
調味料はおもにマヨネーズやドレッシングなどが値上げの対象となっています。
このほか、値上げの波は大手外食チェーンにも及んでいます。
具体的にはハンバーガーや回転寿司、牛丼のチェーン店で、先月末から今月にかけて商品の値上げが相次いでいます。
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