米軍は28日午後、地元の再三にわたる中止要請をよそに、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を強行しました。嘉手納基地では28日午後3時半頃、訓練に参加する兵士らを乗せたKCー130空中給油機が離陸しました。
降下訓練は午後4時40分頃までに4回行われ、合わせて17人の兵士が米海兵隊のKCー130空中給油機から降下するのが確認されました。
県内でのパラシュート降下訓練は、1996年のSACO最終報告で「原則伊江島で実施する」と日米両政府が合意していてこれまでにも県や地元自治体が再三に渡って嘉手納基地での訓練中止を求めています。
米軍は今月16日、海兵隊のオスプレイが伊江島の上空で貨物をパラシュートで投下する訓練を行っていた際に、重さおよそ400キロの貨物が風に流されて訓練水域外の海上に落下する事故を起こしたばかりです。