電球やLEDの光は和紙を透すことによって柔らかく、優しい光に変わります。
光と和紙の取り合わせに新しい可能性を開く全国公募展「因州和紙あかり展」が、今年も鳥取県鳥取市の「あおや和紙工房」で開かれています。

薄暗くした会場に繊細な光を放つ作品が並びます。

あおや和紙工房は、紙すきの伝統があるこの地に作られた施設。
因州和紙あかり展は21回目となります。

和紙は昔から提灯や行燈、障子などに張られ、人々の暮らしを照らしてきました。
電球やLEDを使う現代の照明でも和紙の温かみを活かそうと開かれているのがこのあかり展で、今回は全国から78点の応募がありました。