28日は旧暦の大みそかにあたる「トゥシヌユール」です。県内の市場は旧正月をむかえる支度をしようと朝早くから買い物客が訪れました。

旧暦文化が色濃く残る糸満市の公設市場では、鏡もちや切り花のほか、家の門などに飾る松や竹がならび、訪れた人が手に取って確かめながら買い求めていました。

▼買い物客「糸満は漁業の街でしょ。どうしても旧暦で潮の流れとか旧暦でずっと昔からやっているものですから、これはもう一朝一夕では新暦に変えられませんよ」「(今日の)夕方はソーキとか炊いてお供えして、ウブクっていうんですか、赤飯、ウカマ(火の神)に供える」

糸満市では、旧正月にソーキ汁や赤飯を用意して家族や門中で集まり新年を祝う行事が続けられていて、市内の一部の小学校では29日、授業を午前中で切り上げる学校もあるということです。