県の観光施策の進捗状況を確認する観光推進本部会議が27日開かれ、「順調」または「概ね順調」となった取り組みが約9割に上ることが分かりました。

27日午後、県庁で開かれた観光推進本部会議には、玉城知事や各部局長らが出席し、県の観光振興策の方向性を示した昨年度の「沖縄観光推進ロードマップ」の進捗状況を確認しました。

このなかで291の施策のうち、「順調」または「概ね順調」となった取り組みが88.3パーセントで約9割に上ることが分かりました。このうち「順調」または「概ね順調」だった取り組みの割合が高かったのは、「人材育成と人材確保の推進」で98.1パーセント、次いで、那覇空港の機能強化など「基盤となる旅行環境の整備」が96パーセントなどとなっています。

一方、「やや遅れ」「大幅遅れ」「未着手」となった取り組みは、全体の10.7パーセントでなかでもバスなどの公共交通の利用環境整備やMICEの誘致などが「大幅遅れ」となっています。

玉城知事は、「施策の周知不足など課題もある」として関係部局で連携し、具体的な対応策を進めるよう呼びかけました。