例年富山では2月上・中旬からスギ花粉が断続的に飛散するようになります。その後、2月下旬には連続的に飛散するようになり、3月上旬から中旬にかけて飛散はピークを迎えます。

日本気象協会よりますと、ことしは12月中旬から下旬にかけて気温が低い傾向となったことや、1月中旬からは気温が高い傾向となり、最新の長期予報でも気温が高い傾向が続くと予想されることから、休眠打破は順調に進み飛散開始時期は早まる可能性があります。

毎年花粉症の症状に悩まされている方は、早めにかかりつけの医師に相談した方がよいということです。

富山県の飛散量については、日本気象協会は、今月16日に「やや多い」(平年比110%~150%)との予想を発表しました。

その根拠は…
▼去年夏は高温・多照傾向で花芽の形成に好条件となっていたこと。
▼飛散量は前年春の破産量が多いと減少し、少ないと増加する傾向があり、日本気象協会による去年春の富山市内での観測では飛散量は平年を下回っていたことなどをあげています。

一方で、関東など、スギ花粉がすでに飛び始めている所があり、2月に入ると花粉の飛散量も増えてきます。

今シーズンの花粉飛散傾向

2025年春の花粉飛散量は、例年(過去10年の平均)に比べると、九州から北海道にかけてのほとんどの地域で多く、四国・近畿は非常に多い所もあるでしょう。前シーズン(2024年)と比べると、九州から近畿では非常に多く、北陸・関東甲信と東北南部も多い予想です。東海は前シーズン並み、東北北部と北海道は少ないでしょう。

まだ花粉による症状が出ていない方も、早めに対策をしてください。

次に雪と雨と風の動きを3時間ごとのシミュレーションで見ていきます。