この夏の参議院選挙をめぐり、鳥取・島根合区選挙区の「選挙区」と「比例特定枠」の候補者擁立で揺れる自民党両県連。
島根県連では、候補者が決まっていない中、24日、鳥取県米子市で意見交換が行われ、最終的な判断は島根県連の候補者が決まった後の2月7日に協議することで合意しました。
自民党島根県連 園山繁 幹事長
「改めて鳥取県連と島根県連で協議をし、2月7日に最終的にどちらを『比例特定枠』『選挙区』の候補とするということを決定したいと思う」
24日、米子市で開かれた自民党島根県連と鳥取県連の意見交換会。
会は非公開で行われました。
参院選を巡っては、6年前の選挙で比例代表「特定枠」で当選した島根県連所属の三浦靖議員が、党本部の「特定枠での公認は原則1回」との方針を受け、不出馬を表明しており、一方、鳥取県側は党本部の意向に沿って、6年前「選挙区」で当選した舞立昇治議員を特定枠とするとしています。
24日の意見交換で、島根側の候補者と舞立議員、どちらが選挙区、比例特定枠で立候補するかは島根側の候補者決定後、2月7日に改めて両県連で協議することになりました。
また、これまで「特定枠」の候補者や議員については、島根県連か鳥取県連どちらか一方の所属としていたものを、今後両県連所属としていくことで合意しました。
自民党鳥取県連 斉木正一 幹事長
「特定枠で選ばれた県だけの活動となると、おのずと活動が狭まってくるし、両県の代表ということになると、やはり両県の組織に入っていただいて、普段から活動していただく」
参院選鳥取・島根合区選挙区には、共産党が亀谷優子氏を擁立するほか、参政党が益田市在住の倉井克幸氏の擁立を22日に発表しました。
このほか、立憲民主党などが候補を擁立する方針です。