石破総理は24日午後、去年10月の総理就任後初めてとなる施政方針演説を行い、普天間基地の辺野古移設は地盤改良工事に着手したことで「大きく前進した」と述べ、今後も着実に工事を進めていく考えを示しました。
▼石破総理
「昨年末、大浦湾の地盤改良工事に着手することで、普天間飛行場の全面返還に向け、大きく前進をいたしました。引き続き、着実に工事を進めてまいります」
政府は先月から軟弱地盤が見つかっている大浦湾側に地盤改良を行うための船を相次いで移動させていて、近く、くい打ちの作業を始めるとみられます。
大浦湾には今後約7万1000本のくいが打ち込まれる予定で、地盤改良も終えてすべての工事が完了するのは早くても2030年代半ば以降になるとみられます。
