今週は全国的に3月並みの暖かさが続きましたが、あす25日(土)は体感が「春」から「冬」へガラッと変わります。東京都心や大阪は寒中らしい寒さに戻り、来週は福岡など西日本では連日、最高気温が10℃に届かず一桁になりそうです。この先は、気温は北日本ほど高く、西日本ほど低くなる見込みです。

衛星画像 24日午後2時 気象庁 

今週は全国的に3月並みの暖かさが続きました。きょう24日(金)も最高気温(午後2時まで)は、東京都心で14.6℃(3月中旬並み)と、67年ぶりに5日連続で13℃以上となりました(1958年1月6日~10日以来)。

【最高気温(24日午後2時まで)】
東京都心 14.6℃(平年9.5℃)3月中旬並み
大阪   14.3℃(平年9.3℃)3月中旬並み
福岡   14.0℃(平年9.9℃)3月中旬並み

九州~関東では15℃前後まで上がりポカポカ陽気となっていますが、あす25日(土)から体感がガラッと変わりそうです。

日本気象協会 tenki.jp によりますと、25日(土)は、西高東低の冬型の気圧配置となり、降れば雪となる目安の寒気(上空1500メートル付近でマイナス6℃以下)が、西日本まで南下する見込みです。九州~関東は太平洋側を中心に晴れますが、最高気温はグッと下がり、東京都心11℃、大阪10℃など寒中らしい寒さとなるでしょう。冷たい北よりの風が強く吹き、数字以上に寒く感じられそうです。

週明けの27日(月)28日(火)は本州を挟むように2つの低気圧が日本海と本州の南岸を東進する見込みです。暖気が入るため、27日(月)は西日本で雨、28日(火)は東日本や北日本で雨や雪が降るでしょう。この雨の後、西日本から強い寒気が流れ込みます。

福岡の最高気温は10℃を下回り、28日(火)は7℃と、厳しい寒さとなるでしょう。九州や四国など、普段、雪が降らない所に、雪雲が流れ込むおそれがあるため今後の情報に注意が必要です。

最新の1か月予報によると、今後1か月の平均気温は、西日本ほど寒気の影響を受けやすく、平均気温が平年より低い見込みです。一方、北日本、東日本は平年より高い予想ですが要注意。気温は平均すると高くても、一時的に寒気が入るとグッと冷え込みが強まります。寒暖差が大きくなる日があるため体調を崩さないよう注意してください。

次に雪と雨と風の動きを3時間ごとのシミュレーションで見ていきます。