北朝鮮による拉致被害者の救出を訴える「国民のつどい」が2日米子市で開かれ、拉致被害者・松本京子さんの兄、孟さんらが一刻も早い解決を訴えました。


拉致被害者・松本京子さんの兄 松本孟さん
「妹がいなくなって45年がたちました。今年は何かいいことあるのではないかと誕生日のケーキをはずみました。」

拉致問題を担当する松野博一内閣官房長官が出席して開かれた「国民のつどい」では、松本京子さんの兄、孟さんらが問題の早期解決を訴えました。

松本京子さんは1977年10月21日、北朝鮮に拉致されてから今年で45年となります。

国民のつどいを前に、松野官房長官は孟さんらと拉致現場を視察に訪れました。

松野博一 内閣官房長官
「今なお多くの方々がご家族と再会を果たすことが出来ないことを本当に申し訳なく思っております。すべての拉致被害者の1日も早い帰国実現に向けあらゆるチャンスを逃すことなく全力で行動していく決意であります」

また、特定失踪者で鳥取県伯耆町出身の上田英司さんや日南町出身の古都瑞子さんの家族も拉致問題の解決を訴えました。