通常国会がきょう召集されました。少数与党となる中、まずは、新年度予算案を年度内に成立させられるかが、最大の焦点となります。国会から中継です。
今年の夏には参議院選挙などが控える中、与野党の攻防が激しくなるのは必至で、政府・与党内からは「野党の賛同を得るのはこれまで以上に難しくなるだろう」と警戒する声が上がっています。
通常国会の会期は6月22日までの150日間で、午後からは石破総理の施政方針演説がおこなわれます。
演説で石破総理は、改めて「『楽しい日本』を目指す」とし、▼「若者や女性にも選ばれる地方」、▼「産官学の地方移転と創生」などを5本柱に、「『令和の日本列島改造』を進める」と訴えることにしています。
Q.少数与党で苦しい政権運営が続いていますが、今国会はどのような展望になりそうでしょうか?
予算案や法案の成立には野党の協力が不可欠で、与党は野党側と個別に政策協議をおこなうなどして賛同を得たい考えです。
まずは、新年度予算案を年度内に成立させられるかが最大の焦点となりますが、政府与党は国民民主党と「年収103万円の壁」の更なる引き上げを、日本維新の会とは「高校授業料の無償化」などについて協議をおこない、その結果を踏まえ、予算案への賛同を得たい考えです。
立憲民主党 野田佳彦 代表
「150日間、衆参でしっかり連携をして存在感を示す、そういう国会にして、勢いをつけて7月の参議院選挙でその躍進に繋げていきたいというふうに思います」
通常国会では「政治とカネ」や「選択的夫婦別姓の導入」なども争点になる見通しで、夏の東京都議会議員選挙や参議院選挙を見据え、与野党は激しい攻防を繰り広げることになります。
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