「無痛分娩」の出産現場
熊本市に住む田上史織(たのうえ しおり)さん(32)。第3子の出産に無痛分娩を選びました。
田上史織さん(32)「(1人目を自然分娩で産んだ時は)『終わった、解放された』との気持ちが正直大きくて、あの痛みを緩和できる方法があるなら産めるかなと思って無痛分娩を選びました」
この日、未明に陣痛が始まり出産が迫りました。
慈恵病院 蓮田健院長「では痛み止めの注射をします、ちょっとチクッとします」

5分ほどで麻酔が効いてきました。
蓮田院長「足を曲げてください。力は普通に入りますか?この麻酔は1時間半くらい効いています。いずれ麻酔は切れるので、つらくなったらナースコールをして下さい」
自然分娩であれば出産が近づくに連れて痛みが増しますが、4時間後には。
蓮田院長「いかがでしょうか?痛みは?」
田上さん「痛みはないです」
蓮田院長「つらいのは何ですか?」
田上さん「下半身がぐーっと押される感じ」
蓮田院長「だんだん麻酔薬が切れる時間です。痛い、つらいところを取るためにお薬を入れます」