新年恒例の宮中行事「歌会始の儀」が皇居・宮殿で行われました。
この「歌会始の儀」で最年少で入選した延岡市の高校1年生の短歌が天皇皇后両陛下や皇族方を前に詠み上げられました。

皇居・宮殿で行われた「歌会始の儀」。

国内外の1万6250首の選考で、入選者10人に最年少の16歳で選ばれたのは、延岡学園尚学館高等部1年の森山文結(ふゆ)さんです。

今年のお題は「夢」。森山さんの歌は・・・

「ペンだこにうすく墨汁染み込ませ掠れた夢といふ字を見てる」

森山さんは、不確定の将来を想像して不安になる気持ちを詠んだということです。

(延岡学園尚学館高等部1年 森山文結さん)
「自分の短歌が両陛下の前で詠まれたとき、どんなことを思ってくれてるんだろうとすごく不思議に思いました」

森山さんは歌会始の儀のあと、天皇皇后両陛下に拝謁しました。

(延岡学園尚学館高等部1年森山文結(ふゆ)さん)
「緊張しすぎててうまく覚えていないのですけど、私の詠んだ短歌の『掠れた夢といふ字を見てる』というところについて、よく詠めていてよかったねと言ってくださいました」

県内で歌会始の儀の入選者に選ばれたのは、1947年以降、森山さんで9人目です。