那覇市議会は、収賄の罪で起訴された前の議長による職員へのパワーハラスメントを議会も許容していたことを反省し、再発防止につなげるため、ハラスメントの実態を把握するためのアンケート調査に向け調整を進めています。

那覇市議会が去年まとめた、前の議長による不祥事の検証などに関する報告書では、職員へのパワハラ的な発言を議会も許容していたことが指摘されていました。

市議会の各派の代表者による会議は先月、ハラスメントの実態を把握するため、議員や職員など約4300人を対象としたアンケート調査の実施を決め、調整を進めています。

22日の会議では、アンケートの質問事項や個人情報の取り扱いなどについて意見を交わしました。

アンケート調査は来月17日から28日までオンラインで実施する予定で、那覇市議会は、ハラスメント防止条例の制定を目指すとしています。

ハラスメント防止策を協議する那覇市議会各派代表者(22日)