ロシアのプーチン大統領がウクライナの東部と南部の4つの州の併合を宣言したことに対し、国連では非難決議案が採決されました。しかし中国は棄権に回り、ロシアが拒否権を行使し否決されました。
ロシア プーチン大統領
「4つの州の住民は、永遠にロシア国民となります」
プーチン大統領はウクライナ東部と南部の4つの州の併合を宣言し、それぞれの親ロシア派トップらと条約に調印。さらに「我々の領土はあらゆる手段で守る」と述べ、改めて核の使用を排除しない考えを示しました。
その後、赤の広場で開催された祝賀イベントでは、次のように国民に訴えました。
プーチン大統領
「真実は我々にある。真実に力あり。勝利は我々にある」
これに対し、国連の安全保障理事会では、ロシアによる併合の宣言を非難する決議案の採決が行われました。
記者
「住民投票の結果を根拠にウクライナの4つの州を併合すると宣言したロシアに対し、国連安保理では非難する決議案の採決が行われます」
理事国のうち10か国が賛成しましたが、中国とガボン、インド、ブラジルは棄権に回り、ロシアが拒否権を行使して決議案は否決されました。
また、アメリカのバイデン大統領は…
アメリカ バイデン大統領
「アメリカはロシアによる併合を決して認めない。そして世界も認めないだろう。プーチンは隣国の領土を奪うことは出来ないし、許されるわけがない」
こう非難したうえで、「アメリカや同盟国は、プーチンや彼の無謀な脅迫に脅かされることはない」と強調し、ロシアに対する追加の制裁措置を発表しました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「このロシアの大統領と対話することは不可能です」
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は「殺人、拷問、脅迫や嘘で歴史を書き換え、国境を引き直そうとする行いをウクライナは許さない」と非難したうえで、NATO=北大西洋条約機構への加盟を正式に申請する方針を表明しました。
これに対し、NATOのストルテンベルグ事務総長は「ヨーロッパの全ての民主主義国家はNATOへの加盟を申請する権利を持ち、同盟国はその権利を尊重している」と述べましたが、ウクライナの加盟には全ての加盟国の支持が必要だと従来通りの立場を示しています。
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