韓国で史上初めて現職大統領として逮捕された尹錫悦氏が、憲法裁判所の弾劾審判に出廷しました。尹氏は、軍の司令官に対し国会議員を議場から引きずり出すよう指示したことを否定しました。
記者
「いま、尹大統領を乗せたとみられる車が憲法裁判所に到着しました」
先月の「非常戒厳」宣言をめぐって、憲法違反だとして国会に弾劾訴追された尹大統領。きょう、自身を罷免すべきかどうかを審理している憲法裁判所が開いた弾劾審判の弁論に出廷しました。
尹氏はおととい、内乱を首謀した疑いで韓国の現職大統領として初めて逮捕され、拘置所に勾留されています。大統領に対する弾劾審判に本人が出廷するのも韓国では初めてのことで、異例の展開となっています。
おとといには尹氏の逮捕を認めた裁判所が暴徒化した支持者らに襲撃される事件も発生していて、警察は今回、機動隊4000人あまりを現場に投入しました。
こうしたなか、法廷に現れた尹氏は、最初に発言の機会を与えられました。
尹錫悦 大統領
「私は自由民主主義という信念を確実に持って生きてきた人間です」
「非常戒厳」を宣言した理由については、弁護士が説明。「巨大野党の横暴によって国政が事実上まひするほどだった」と強調しました。
また、裁判官が尹氏に対し、国会に突入した軍の司令官に国会議員を引きずり出すよう指示したことはあるかと質問すると、尹氏は「ありません」と否定しました。
次の弁論はあさってですが、尹氏の弁護団は、今後の審理には可能であれば本人も毎回出廷する意向を示しています。
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