愛知県岡崎市の公立保育園で、給食に電池が入ったまま調理し、児童や職員に提供していたことが分かりました。現時点で健康被害は確認されていません。
岡崎市によりますと、20日大樹寺保育園で、給食の味噌汁をボタン型電池一つが入ったまま調理し、児童や職員合わせて162人に提供したということです。電池は直径2センチ、厚さ1.6ミリで、味噌汁の調理中に、中心温度計の電池を交換するために調理室に持ち込みましたが、交換せずに放置。

園児らが食べた後に残った味噌汁を処分しようとした際に、鍋の底に電池が沈んでいることに気付いたということです。
専門機関に確認したところ、電池に水銀が使用されていないことや、変形が見られないことから液漏れの可能性は低いと回答を得たということで、現時点で健康被害の報告はないということです。
岡崎市は電池が鍋に入った原因を調べるとともに、再発防止の指導を徹底するとしています。