米津龍一気象予報士:

きょうは大寒なのに暖かかったですね。暦の上では二十四節気の一つ「大寒」は
1年で最も寒さが厳しくなる頃と言われています。でもそんなこと誰も信じませんね。
実際気温がどうだったのか見ていきます。

きょうの最高気温はとても1月の下旬とは思えません。各地点2桁の気温となって、標高の高い河口湖でも10.7℃ありました。
きょうこの気温で3月の上旬から中旬並みの気温でしたから、厚手のコートは、
暑いかなという体感の方もいらっしゃったかもしれません。

あすのお天気ポイントはこちらです。

3月並みの暖かさがあすも続きそうです。

まずそもそもきょうなぜこんなに気温が高かったのかを説明していきます。

高気圧が日本の東にありまして、高気圧というのは時計回りに風が吹きます。ですから、南の方から暖かい空気がどんどん流れ込んできたので、これによって気温が上がったわけなんです。

ところが、あすになりますとこの高気圧がだんだん離れていきまして低気圧が北上します。そうなると気圧配置が西に高気圧、東に低気圧の西高東低の気圧配置となります。

高気圧というのは時計回りに風が吹きますから、今度は北寄りの風に変わってくるんです。
この暖気がだんだん南へと下がる形になりますから、きょうほどは気温が上がらないんですが3月並みの暖かさが続くということになります。

気温がどうなるのか見ていただきますと、きょうと比べて1~2℃低くなっても、南部では3月中旬並みの気温。その他の地点では3月上旬並みの気温となります。
風が北風に変わるとはいえ、きょうと同じように数字上では暖かいということになります。

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