今月13日、宮崎市などで震度5弱を観測した地震から、20日で1週間です。
専門家は「地震活動は落ち着いてきたものの、引き続き、日ごろの備えを進めてほしい」と呼びかけています。

今月13日に発生した日向灘を震源とする地震。
宮崎市、高鍋町、新富町で震度5弱を観測し、沿岸部に一時、津波注意報が発表されました。

さらに、15日の未明には、宮崎市で震度4を観測する地震も発生しました。

この1週間の地震活動について、京都大学防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教は。

(京都大学防災研究所宮崎観測所 山下裕亮助教)
「1週間の間に、体に感じないものがほとんどだが、600回から700回ぐらい、少なくとも観測している。余震が起こってはいるが、この直近3日間ぐらいだと、30回から40回ぐらいなので、地震発生直後のすごく地震活動が活発だったという状況に比べれば、落ち着いてはきている」

ただ、日向灘では県内で震度6弱を観測した去年8月の地震発生前と比べると、地震活動が活発な状況だとして、引き続き、日頃からの備えを進めるよう呼びかけています。

(京都大学防災研究所宮崎観測所 山下裕亮助教)
「日向灘では、これくらいの地震は普通に起こるものだということを、改めて感じもらい、地震発生直後のようにすごく神経質になる必要はないと思うが、日ごろから、地震に対しての備えを進めてもらうことが重要と思います」