富山県内の社会福祉施設で、看護師が利用者から暴力を受けていた、いわゆるペイシェントハラスメントについて、現場を管理する施設側が富山県に「対策を考えている」と報告していたことがわかりました。

この問題は去年、富山県内の社会福祉施設で起きたペイシェントハラスメント、通称ペイハラについて先週水曜、チューリップテレビが報じたものです。

ペイハラは患者や利用者から医療従事者への暴力、暴言などを指し、チューリップテレビが入手した映像には、車いすの男性が女性看護師を繰り返し殴打する様子などが映っています。

男性は十数年前から職員やほかの利用者への暴力を繰り返していたことが施設の内部資料や関係者の証言からわかっています。

施設側は取材に対し、男性のペイハラ問題について「職員の処遇力の向上で対処してもらい、難しい場合は異動などで対応している」と答えていました。