女子サッカーの日本一をかけた戦い『皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会』の準決勝が18日に京都府亀岡市のサンガスタジアム by KYOCERAで行われました。
アルビレックス新潟レディースは、今季のリーグ戦で首位を走る日テレ・東京ヴェルディベレーザと対戦。PK戦の末に勝利し、8大会ぶりの決勝進出を決めました。

試合は立ち上がりからベレーザのペース。すると前半6分、スルーパスに抜け出したベレーザFW松永未夢に決められて、先制を許します。
新潟はFW山本結菜がミドルシュートを放つなど、ベレーザゴールに迫るものの得点を挙げることができません。

その後は互いに得点を挙げられず、新潟1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイム。“ラストプレー”のフリーキックでした。MF下吉優衣が相手ぺナルティーエリア内にボールを送ると、攻撃参加していたGK平尾知佳と相手選手が競り、こぼれた所をMF富岡千宙がダイレクトシュート。これが決まって、土壇場で同点に追いつき延長戦に突入します。

そして、延長でも決着がつかず、勝負はPK戦へ。
そのPK戦も直前で陣地が変更となりましたが、GK平尾は冷静でした。ベレーザのPKを3本ともすべてセーブ!一方の新潟はMF下吉優衣(19)、DF横山笑愛(18)、FW田中聖愛(19)が落ち着いて決めました。

京都にも多くのサポーターが駆け付け、選手たちに声援を送った

新潟はベレーザを下し、皇后杯では8年ぶりの決勝進出を決めました。
初タイトルをかけた決勝は25日(土)午後1時からエディオンピースウイング広島で行われます。相手は、強豪・三菱重工浦和レッズレディースです。