13日夜、宮崎県の日向灘を震源とする地震が発生し、震度5弱の揺れを観測したほか、20センチの津波を観測しました。気象庁は、この地震が南海トラフ地震の想定震源域内だったため、「南海トラフ地震臨時情報」を発表。巨大地震との関連を調査しました。その結果…。
気象庁 地震火山技術調査課・束田進也課長「今回起こった地震は、南海トラフ地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる現象ではなかったという判断になりました」
「南海トラフ地震臨時情報」は、地震の規模が基準に達していないことから「調査終了」となりました。
南海トラフ地震は、静岡県沖から宮崎県沖までを広く想定震源域とし、地震の規模が最大でマグニチュード9に達するとされる巨大地震で、最悪の被害想定は死者32万3000人、倒壊および焼失する建物はあわせて238万6000棟。被害は広域にわたり、経済的な損失は国家予算を遥かに超える額になると予想されています。福島県内では、津波の到達はなく、地震は最大震度4と想定されています。
そして、福島に住む私たちも、気を付けなければいけない情報があります。それが「北海道・三陸沖後発地震注意情報」です。