今月引退する新幹線の検査車両ドクターイエローが、名古屋市港区の「リニア・鉄道館」に保存されることになりました。


線路の歪みや電気関係の設備を点検するために走行し、「新幹線のお医者さん」とも呼ばれるドクターイエロー。およそ10日に1度走行し、その時間は時刻表に載っていないため、「見ると幸せになる」と言われています。

ドクターイエローは、JR東海とJR西日本が1編成ずつ所有しますが、老朽化などを理由に、JR東海は今月、JR西日本は2027年以降を目途に運用を終え、引退後は通常の新幹線に専用の機器を設置し、乗客がいる状態で設備点検を行います。
JR東海は15日、今月引退するドクターイエローを、名古屋市港区の「リニア・鉄道館」に保存・展示すると発表しました。
現在リニア・鉄道館に展示されているJR西日本所有のドクターイエロー(丸い鼻が特徴的な0系新幹線をベースとする車両)は返却するということです。


