岡山市北区の金山寺で、会陽を前に僧侶が2日間休みなく祈り続ける儀式“温座”が始まりました。

約1時間の祈祷を48回、4人の僧侶が交代で行います。新年を迎え1年間の安泰などを祈る伝統儀式です。

奈良時代の749年、金山寺で始まったと伝えられています。昼夜不断で2日間続く儀式はその名の通り、座が冷える間もありません。来月(2月)1日の金山寺会陽を前に、宝木(しんぎ)に祈りを込める儀式でもあります。

(金山寺 岸本賢信住職)
「こういった“温座”の御祈祷であるとか会陽のお祭りを通して金山寺の歴史にふれていただいて、信仰をもって親しんでいただければ」

“温座”はあす(13日)の昼頃まで一般公開されています。