サッカーの元日本代表FW大久保嘉人さんが、家族とともにスペイン移住を決断。長男・三男が同国に留学中で、「近くで応援したいというのもあった」と理由の1つを明かした。そのうえで、「違ったことにチャレンジしたい」と新たな一歩を踏み出す決意をしたという。

 MBSのJリーグ応援番組『KICK OFF! KANSAI』で大久保さんとともにMCを務める海渡未来アナウンサーが、現在の思いを改めて聞いた。

指導者の道も視野?「やったことないことにチャレンジしてみたい」

「僕ですね、今年の春からスペインに家族全員で移住します。旅行じゃなくて移住。今までやったことないこと、いろいろチャレンジしてみたいなっていうこともありますし。もともと子どももね、長男もスペインに行って三男もスペインに行って(※現在、長男・三男はサッカーを学ぶために去年からスペインで生活中)、子どもたちにも夢があるじゃないですか。その夢を近くで応援したいっていうのもあった。そのなかで、応援するだけじゃつまらないので、僕も違ったことにチャレンジしたい」

―――大久保さんも何かにチャレンジするんですね?

「そうですね。何かいろいろと、1つのことだけじゃなくて、今までやったことないことにチャレンジしてみたい」

―――スペインに移住することはいつ頃決めたのですか?

「去年ですね、去年の4月ぐらい。長男が去年3月に行ったんですよ。その後ぐらいから話が出て。いろいろと考えましたよ、寂しさもあるし、不安もありますから。でも、行ってみないと、やってみないとわからない」

―――なぜ、スペインなのでしょうか?

「現役時代、スペインで1年半ですけどマジョルカでサッカーをやっていて、やっぱりサッカーに関してはスペインが今トップだと思うし、そういうところで、今ライセンスなども持ってないですし、いろいろと勉強したいなっていうのも出てきた。それが一番大きいかもしれないです。もし指導者になるとして、選手のまま指導者になる人もいますけど、それは難しいと思う。選手と指導者は全然違うので。指導者としてまだまだ初心者やし、いろいろなことを勉強しながら、研究しながら、やっていきたいなっていう思いがすごく自分の中にもあったから、スペインに決めましたね」

―――指導者の道も視野に入れながら、ですか?

「できればいいなと思いますけど、これもまずわからない。やってみないとわからないから。本当にもうチャレンジしにいく。駄目かもしれないし、うまくいくかもしれない、これもわからない。とりあえずやってみたい。また違った自分が見られるかもしれない」