10日の富山県内は上空にこの冬一番の強い寒気が流れ込み雪が降り続きました。警報は解除されて大雪のピークは過ぎましたが、引き続き、道路の凍結などに注意が必要です。

「よいしょ」

夜明け前の午前6時ごろ。富山市の住宅街では、住民たちが一晩のうちに降り積もった雪の片づけに追われていました。

男性「(午前)5時半くらいから起きて。早起き。この後準備して、7時前には出ていかんなんから」

男性「ことし初めてこんな積もったからね。ちょっと戸惑っています。ははは…」

記者「午前7時半の富山市内です。通勤通学ラッシュの時間帯に雪が激しく降り始めました」

一時、県内全域に大雪警報が発表され(現在は解除)富山市猪谷では最大76センチ、富山では最大21センチの積雪となりました。

また、冷え込みも厳しく最低気温は上市で氷点下3.4℃、八尾で氷点下2.8℃など県内10ある観測地点のうち6つの地点で今シーズン一番の寒さとなりました。最強寒波の襲来で、こんな場面も。車が行きかう道路を横断する男性。

クラクションを鳴らされますが…上を指さし何かを訴えます。横断歩道の標識です。

記者「こちらにあるはずの横断歩道が雪で見えなくなっています」

雪の影響で横断歩道に気づかない車が続出。車の切れ目をぬって足早に渡る人の姿が多くみられました。

富山県警のまとめによりますと9日午後4時から10日午前8時半までに県内では173件のスリップ事故が発生。けがをした人は14人でした。

富山県警は夜間の路面の凍結に注意をよびかけています。