1月10日は「110番の日」です。
宮崎県警察本部では、女子サッカー・ヴィアマテラス宮崎の選手が一日通信指令官を務め、110番の適切な利用を呼びかけました。

県警察本部の一日通信指令官に任命されたのは、ヴィアマテラス宮崎の寺田妃花選手、島田優依菜選手、今蔵綾乃選手の3人で、宮崎市出身の寺田選手に代表で委嘱状が手渡されました。

3人は、通信指令室で、大規模地震により負傷者がいるという想定の訓練に参加し、指令を出しました。

(一日通信指令官・ヴィアマテラス宮崎 寺田妃花選手)「出動!」

(一日通信指令官・ヴィアマテラス宮崎 寺田妃花選手)
「ドラマとか、映画で見る世界だったので、本当にすごい経験だなっていうふうに感じました。平和な安心な社会を作るために、いたずら電話などをせず、安全な使い方をしてほしいと思います」

また、このあと、寺田選手も参加して、士気高揚や団結を図る年頭視閲式が行われ、平居秀一本部長が、去年、SNS型投資・ロマンス詐欺が急増したことなどを挙げながら訓示しました。

(宮崎県警察本部 平居秀一本部長)
「安全で安心な宮崎を実現するために、昨年よりも一層、誇りと使命感を持って職務にまい進していただきたいと思います」

式では、白バイ隊員による訓練も披露され、参加者たちは治安維持に向けて士気を高めていました。

県警察本部によりますと、去年、県内の110番の件数は、およそ7万7600件で、このうち、およそ1万9500件が無音やいたずら電話などふさわしくない通報だったということです。

そして、110番通報の中には、こんなものもあったそうです。

「落とし物を拾った」
「病院の当番医を教えて」
「交通違反の点数を教えて」
「きのう事故にあったんですけど…」
など、間違った使い方をする人もいるそうです。

警察では110番は緊急電話なので、緊急でない場合は、警察相談専用電話「#9110」か、最寄りの警察署にかけてほしいとしています。