【強烈寒波】近畿地方“暴風雪”となるおそれが…“警報級の大雪”となる可能性も　北部では60㎝の降雪予想【大雪と雨のシミュレーション13日まで】

今季最強寒波　近畿・四国・九州の平地も積雪か　道路や列車に影響の恐れ

日本気象協会、tenki.jpによりますと、今季最強寒波の影響で、日本海側を中心に積雪が急増しています。今夜からあすにかけては日本海側だけでなく、西日本の太平洋側にも雪雲が流れ込み、山沿いを中心に大雪となるでしょう。平地でも積雪となる所がありそうです。

今夜から10日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、強い寒気が居座るでしょう。日本海側は広く雪で、さらに積雪が急増する予想です。24時間降雪量は北海道の北部や南西部、東北の日本海側から山陰にかけての山沿いを中心に50センチ前後となるでしょう。警報級の大雪となる恐れがあります。

また、今夜から10日午前中にかけては日本海側だけでなく、西日本の太平洋側にも雪雲が流れ込むでしょう。普段、雪に慣れない東海や近畿中部・南部、四国、九州南部でも山沿いを中心に大雪となり、平地でも積雪となる所がありそうです。積雪とはならなくても、朝は氷点下の冷え込みとなる所が多く、路面が凍結する所があるでしょう。車は冬の装備で、雪道の運転に慣れない場合は公共交通機関を利用することも検討してください。

近畿地方では“暴風雪”となるおそれが…“警報級の大雪”となる可能性も

近畿北部では、１０日朝にかけて高波に警戒してください。また、９日夜のはじめ頃にかけて強風や雪による見通しの悪化に十分注意してください。近畿北部や近畿中部では９日夜のはじめ頃から１０日夜遅くにかけて積雪や路面の凍結による交通障害に十分注意してください。

１０日にかけて、近畿地方の上空約１５００メートルには、氷点下１２度以下のこの冬一番の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まるでしょう。このため、近畿北部を中心に大雪となる見込みです。普段雪の少ない近畿中部や近畿南部でも山地を中心に大雪となり、平地でも積雪となるおそれがあります。冬型の気圧配置が予想より強まった場合は、近畿北部では９日夜のはじめ頃にかけて暴風雪となるおそれがあり、近畿北部を中心に９日夜のはじめ頃から１０日夜遅くにかけて警報級の大雪となるおそれがあります。１０日にかけて、気温が平年よりかなり低くなる見込みです。

■波の予想
近畿北部では、１０日朝にかけて、大しけとなる見込みです。
９日に予想される波の高さ
　　近畿北部　６メートル
１０日に予想される波の高さ
　　近畿北部　６メートル　うねりを伴う

■風の予想
近畿北部の海上では、９日夜遅くにかけて、雪を伴って西の風が非常に強く吹く見込みです。
９日に予想される最大風速（最大瞬間風速）
　　近畿北部陸上　１８メートル　（３０メートル）
　　近畿北部海上　２３メートル　（３５メートル）
１０日に予想される最大風速（最大瞬間風速）
　　近畿北部陸上　１３メートル　（２５メートル）
　　近畿北部海上　１８メートル　（３０メートル）

■雪の予想
近畿地方では、１１日午前中にかけて、大雪となる見込みです。
９日１８時から１０日１８時までに予想される２４時間降雪量は多い所で、
　　近畿北部山地　６０センチ
　　近畿北部平地　３０センチ
　　近畿中部山地　５０センチ
　　近畿中部平地　１０センチ
　　近畿南部山地　２０センチ
　　近畿南部平地　　１センチ
その後、１０日１８時から１１日１８時までに予想される２４時間降雪量は多い所で、
　　近畿北部山地　４０センチ
　　近畿北部平地　２０センチ
　　近畿中部山地　３０センチ
　　近畿中部平地　１０センチ
　　近畿南部山地　　５センチ
　　近畿南部平地　　１センチ

高波に警戒してください。
積雪や路面の凍結による交通障害、強風や雪による見通しの悪化に十分注意してください。
電線や樹木への着雪、なだれ、水道管の凍結に注意してください。
ビニールハウスは倒壊のおそれがあるため、注意してください。
カーポートなどの簡易な建築物や老朽化している建築物などは倒壊のおそれがあるため、近寄らないよう注意してください。
農作物の管理にも注意してください。